27日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比1.68ポイント(0.05%)安の3275.76ポイントと小反落した。





中国経済の先行きが不安視される流れ。国際通貨基金(IMF)は26日に発表した最新の世界経済見通し(WEO)で、中国の2022年GDP(国内総生産)成長率予想を4.4→3.3%に下方修正した。新型コロナウイルス禍に加え、不動産市場の問題が中国経済の下振れリスクになると指摘している。ただ、下値は限定的。中国当局が産業支援策を相次ぎ打ち出していることが支えだ。工業企業の業績回復も期待される。中国国家統計局が取引時間中に公表した6月の工業企業利益は前年同月比で0.8%増となり、5月の6.5%減からプラス成長に回復した。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、酒造の下げが目立つ。山西杏花村フェン酒(600809/SH)が3.1%安、舎得酒業(600702/SH)が2.3%安、貴州茅台酒(600519/SH)が1.6%安、河北衡水老白幹酒業(600559/SH)が1.5%安で引けた。





不動産株も安い信達地産(600657/SH)が6.5%、緑地HD(600606/SH)が2.2%、格力地産(600185/SH)が1.8%、新城控股集団(601155/SH)が1.3%ずつ下落した。薬品株、金融株、エネルギー株、公益株、海運株、食品株なども売られている。





半面、ハイテク株は高い。薄膜コンデンサ中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)が4.5%、半導体材料の有研新材(600206/SH)が1.8%、電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)が1.6%ずつ上昇した。自動車株、素材株も買われている。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が前日と同値の303.08ポイント、深センB株指数が8.19ポイント(0.66%)高の1249.32ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)