28日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比6.82ポイント(0.21%)高の3282.58ポイントと反発した。





不動産業界を巡る透明感がやや薄らぐ流れ。資金不足などにより建設が中断した未完成住宅「爛尾楼(ランウェイロウ)」の工事再開を促すため、中国政府は銀行に1兆人民元(約20兆円)規模の融資を促す方針——などと伝わった。中国ではこのところ、未完成住宅のローン支払いを拒否する事例が相次いでいる。米利上げ加速の不安もやや後退。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は米連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見で、「ある時点で利上げペースを抑制することが適切になる」と発言した。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、ハイテクの上げが目立つ。電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)がストップ(10.0%)高、半導体モジュール設計・生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)が7.8%高、IC設計の上海韋爾半導体(603501/SH)が2.7%高、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(600745/SH)が5.5%高で引けた。





不動産株もしっかり。新城控股集団(601155/SH)が2.0%、緑地HD(600606/SH)が1.7%、格力地産(600185/SH)が1.2%、信達地産(600657/SH)が0.6%ずつ上昇した。自動車株、素材株、エネルギー株、インフラ関連株、保険・証券株なども買われている。





半面、銀行株はさえない。成都銀行(601838/SH)が2.0%安、中信銀行(601998/SH)が1.1%安、江蘇銀行(600919/SH)が0.7%安、中国銀行(601988/SH)が0.6%安で取引を終えた。運輸株、公益株、酒造株、医薬品株も売られている。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.32ポイント(1.10%)高の306.40ポイント、深センB株指数が9.81ポイント(0.79%)高の1259.13ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)