週明け1日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比6.72ポイント(0.21%)高の3259.96ポイントと反発した。





中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。国務院(内閣に相当)は7月29日の常務会議で、新エネルギー自動車(NEV)の車両購置税(車両取得税)徴収開始の先送りを承認した。新型コロナウイルス禍などで困難に面している産業の支援に、増値税の減免などを継続することや、グリーンスマート家電の農村部普及策なども決定されている。中国景況感の悪化を嫌気した売りが先行したものの、下値は堅く、徐々に買いの勢いが増した。週末に公表された7月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は49.0に停滞し、市場予想(50.3)に反し、前月(50.2)から低下。景況判断の境目となる50を再び割り込んでいる。市場の一部には、景気悪化は景気テコ入れ策の強化につながる——との見方も広がった。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、自動車の上げが目立つ。安徽江淮汽車集団(600418/SH)が10.0%(ストップ)高、長城汽車(601633/SH)が4.9%高、広州汽車集団(601238/SH)が4.6%高で引けた。ディーラーの広匯汽車服務(600297/SH)も1.9%上昇している。





ハイテク株も高い。携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(600745/SH)が5.5%、光ファイバー・ケーブルメーカーの江蘇亨通光電(600487/SH)が2.2%、スーパーコンピュータ世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が2.0%ずつ値を上げた。





酒造株も物色される。青島ビール(600600/SH)が9.7%高、重慶ビール(600132/SH)が4.1%高、舎得酒業(600702/SH)が1.4%高で取引を終えた。エネルギー株、食品飲料株、素材株、インフラ関連株、レジャー関連株なども買われている。





半面、不動産株はさえない。金地集団(600383/SH)が3.0%安、保利地産(600048/SH)が2.5%安、新城控股集団(601155/SH)が2.2%安、緑地HD(600606/SH)が1.4%安と値を下げた。公益株、金融株、医薬品株も売られている。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.51ポイント(0.17%)高の306.76ポイント、深センB株指数が18.80ポイント(1.50%)高の1274.78ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)