4日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比25.37ポイント(0.80%)高の3189.04ポイントと3日ぶりに反発した。





台湾を巡る米中緊張の警戒感がやや薄らぐ流れ。ペロシ米下院議長の訪台に抗議し、中国人民解放軍は台湾を囲むように6カ所で大規模な実弾演習を7日まで実施する見通しだが、「本格的な軍事衝突に発展する恐れはかなり少ない」との見方が流れている。また、中国本土では新型コロナウイルス新規感染の落ち着きや、当局の産業支援スタンスが改めて材料視された。(亜州リサーチ編集部)





金融株が上げを主導する。中国農業銀行(601288/SH)が2.1%高、招商銀行(600036/SH)が1.8%高、中国人寿保険(601628/SH)が1.7%高で取引を終えた。





医薬品株も高い。江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が5.8%、北京同仁堂(600085/SH)が4.4%、薬明康徳(603259/SH)が2.9%ずつ上昇した。





酒造・食品株もしっかり。山西杏花村フェン酒(600809/SH)が2.5%高、貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が1.6%高、仏山市海天調味食品(603288/SH)が2.1%高と値を上げた。ハイテク株、公益株、素材株、インフラ関連株、不動産株なども買われている。





半面、前日に逆行高した軍事関連株はさえない。軍用電子機器などを製造する中国海防(600764/SH)が4.3%安、航空機メーカーの中航直昇機(600038/SH)が3.0%安、航空機開発・製造・販売の中航瀋飛(600760/SH)が1.7%安とそろって反落した。





自動車株も安い。安徽江淮汽車集団(600418/SH)が4.9%、長城汽車(601633/SH)が4.0%、広州汽車集団(601238/SH)が3.3%ずつ下落した。エネルギー株、空運株も売られている。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.54ポイント(0.18%)安の300.73ポイント、深センB株指数が5.01ポイント(0.40%)高の1244.54ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)