9日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比10.50ポイント(0.32%)高の3247.43ポイントと4日続伸した。





投資家のリスク選好が持続する流れ。当局による産業支援策の強化や、中国経済の持ち直し期待が引き続き相場を支えている。ただ、上値は重い。国内の一部地域で新型コロナウイルス感染が再拡大し、行動制限を強化していることは不安材料だ。指標発表も気がかり。中国ではあす10日、今年7月の物価統計が公表される予定だ。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、石炭の上げが目立つ。エン鉱能源(600188/SH)が5.3%高、中国中煤能源(601898/SH)が3.9%高、陝西煤業(601225/SH)が2.4%高、中国神華能源(601088/SH)が2.2%高とそろって続伸した。産業支援の動きが引き続き手がかり。中国当局は石炭の増産を後押ししている——と伝えられている。国家鉱山安全監察局はこのほど、石炭増産を承認した鉱区について、今年は年初以来で合計147カ所に達したと報告した。





運輸・物流関連の銘柄も物色される。エアラインの中国国際航空(601111/SH)が3.3%、空港の広州白雲国際機場(600004/SH)が2.0%、鉄道の大秦鉄路(601006/SH)が1.5%、宅配の円通速逓(600233/SH)が4.6%ずつ上昇した。軍事関連株、半導体株、素材株、インフラ関連株なども買われている。





半面、医薬品株はさえない。上海復星医薬集団(600196/SH)が2.5%安、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が2.0%安、河南太竜薬業(600222/SH)が1.6%安で引けた。金融株、不動産株、自動車株、公益株も売られている。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.81ポイント(0.27%)高の304.52ポイント、深センB株指数が5.79ポイント(0.46%)安の1255.89ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)