10日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比17.41ポイント(0.54%)安の3230.02ポイントと5日ぶりに反落した。



中国の新型コロナウイルス感染再拡大が不安視される流れ。新規感染は観光地を中心に増加しつつあり、一部の地区では行動抑制が強化されている。国内経済に与える影響も懸念された。



寄り付き直後に公表された今年7月の中国物価統計では、消費者物価指数(CPI)の上昇率が2.7%(予想は2.9%)、生産者物価指数(PPI)の上昇率が4.2%(同4.9%)とそれぞれ予想を下回っている。ただ、予想ほどではなかったとはいえ、CPIの上昇率は2020年7月以来の大きさとなった。米国で今夜発表される同月のCPIに関しても、内外から強い関心が寄せられている。(亜州リサーチ編集部)



業種別では、消費関連の下げが目立つ。調味料の海天味業(603288/SH)が4.9%安、家電の海爾智家(600690/SH)が2.9%安、スーパーマーケットの永輝超市(601933/SH)が2.5%安、自動車の長城汽車(601633/SH)が2.0%安、白酒(中国の蒸留酒)の貴州茅台酒(600519/SH)が1.8%安で引けた。



医薬品株も安い。広州白雲山医薬集団(600332/SH)が3.2%、薬明康徳(603259/SH)が2.8%、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が1.3%ずつ値を下げた。



金融株もさえない。新華生命保険(601336/SH)が2.0%安、中国人寿保険(601628/SH)が1.1%安、招商銀行(600036/SH)が1.3%安で取引を終えた。運輸株、ハイテク株、エネルギー株、公益株、不動産株、レジャー関連株なども売られている。



半面、素材株の一角はしっかり。福建水泥(600802/SH)が3.9%、廈門タングステン業(600549/SH)が1.8%、中国アルミ(601600/SH)が1.1%ずつ上昇した。軍事関連株やインフラ関連株の一角も買われている。



一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.16ポイント(0.05%)安の304.37ポイント、深センB株指数が0.69ポイント(0.06%)高の1256.59ポイントで終了した。





亜州リサーチ(株)