週明け15日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比0.80ポイント(0.02%)安の3276.09ポイントと小幅に続落した。





中国景気の先行き不安が重しとなる流れ。取引時間中に公表された7月の経済統計では、小売売上高や鉱工業生産などが予想を大幅に下回り、伸びは前月から減速した。先週12日に発表された同月の金融統計では、人民元建て新規融資額が予想を下回っている。ただ、「景気不安は経済対策につながる」との見方もあり、指数はプラス圏で推移する場面もあった。中国人民銀行(中央銀行)の緩和スタンスも相場を支えている。人民銀は15日、金融政策ツールの「中期貸出ファシリティ(MLF)」を通じ、計4000億人民元(約7兆8900億円)を市場に供給。金利は2.75%となり、市場の据え置き予想に反し、前回の2.85%から引き下げられた。(亜州リサーチ編集部)





金融株が下げを主導する。招商銀行(600036/SH)が1.9%安、興業銀行(601166/SH)が1.7%安、中国人寿保険(601628/SH)が2.8%安、中国平安保険(601318/SH)が1.1%安で取引を終えた。





消費関連株もさえない。酒造の舎得酒業(600702/SH)が2.3%安、化粧品の上海家化聯合(600315/SH)が1.8%安、食品の仏山市海天調味食品(603288/SH)が1.2%安、自動車の広州汽車集団(601238/SH)が1.1%安で引けた。医薬品株、不動産株、運輸株、メディア・娯楽株なども売られている。





半面、発電・電力設備株は高い。大唐国際発電(601991/SH)が4.2%、国電電力発展(600795/SH)が3.3%、華電国際電力(600027/SH)が3.1%、特変電工(600089/SH)が3.6%、中国電力建設(601669/SH)が2.1%ずつ上昇した。電力消費の回復基調が追い風。今年7月の国内電力消費量は2カ月連続でプラス成長となり、伸び率は前月から加速した。そのほか、エネルギー株、半導体株、素材株も買われている。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.61ポイント(0.20%)高の308.51ポイント、深センB株指数が1.38ポイント(0.11%)高の1266.33ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)