30日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比13.51ポイント(0.42%)安の3227.22ポイントと反落した。





中国経済の不透明感が重しとなる流れ。国内では、新型コロナウイルス感染対策が強化されている。感染者が拡大した深セン市では、29日から地下鉄24駅を封鎖。そのほか、複数の地域で行動制限の措置がとられている。指標発表も気がかり。あす31日は国家統計局などが集計した8月の中国製造業PMI、翌9月1日は民間が集計した同月の財新中国製造業PMIが公表される。もっとも、下値は限定的。中国経済対策の効果が期待される中、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、石炭の下げが目立つ。エン鉱能源(600188/SH)が5.8%安、陝西煤業(601225/SH)が5.0%安、中国神華能源(601088/SH)と中国中煤能源(601898/SH)がそろって4.3%安で引けた。電力需給のひっ迫が解消しつつある中、燃料炭需給も緩和されるとの見方が広がっている。





発電・電力設備株も安い。大唐国際発電(601991/SH)が4.1%、華能国際電力(600011/SH)が1.9%、華電国際電力(600027/SH)が1.8%、東方電気(600875/SH)が3.4%、特変電工(600089/SH)が2.9%ずつ下落した。電力需給ひっ迫問題の一服が手仕舞い売りを誘っている。素材株、インフラ関連株、軍事関連株、消費関連株、ハイテク株、医薬品株なども売られた。





半面、不動産株は高い。上海世茂(600823/SH)が2.3%、保利地産(600048/SH)が2.0%、金地集団(600383/SH)と緑地HD(600606/SH)がそろって1.6%ずつ上昇した。金融株、運輸株も買われている。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.11ポイント(0.36%)安の309.73ポイント、深センB株指数が8.29ポイント(0.68%)高の1232.68ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)