1日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比17.16ポイント(0.54%)安の3184.98ポイントと3日続落した。





中国経済の不透明感が投資家心理の重しとなる流れ。国内では、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、行動抑制など防疫措置が各地に広がっている。四川省成都市は1日、同日午後6時(現地時間)からロックダウン(都市封鎖)を実施すると公表した。それより先、中国南部の深セン市や広州市でも市内一部で新たな防疫対策を導入している。中国景況感の悪化も懸念材料。取引時間中に公表された8月の財新中国製造業PMI(民間集計)は予想を下回る49.5となり、景況判断の境目となる50を3カ月ぶりに割り込んだ。昨日発表された同月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は49.4となり、前月実績(49.0)と市場予想(49.2)を上回ったものの、景況判断の境目となる50は前月に続き下回っている。





中国経済対策の効果が期待され、指数は小高く推移する場面がみられたものの、上値は重く、終盤に入り再びマイナスに転じた。国務院(内閣に相当)は8月31日の常務会議で、先ごろ策定した19項目にわたる新たな経済対策パッケージに関し、9月上旬にも詳細を明らかにすると表明している。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、消費関連の下げが目立つ。ホテル業の上海錦江国際酒店発展(600754/SH)が5.5%安、免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が4.5%安、自動車の長城汽車(601633/SH)が3.6%安、食品の内蒙古伊利実業集団(600887/SH)が3.3%安、酒造の貴州茅台酒(600519/SH)が2.2%安で引けた。





運輸・物流関連株もさえない。空運の中国国際航空(601111/SH)が4.6%、海運の中遠海運HD(601919/SH)が3.5%、空港の上海国際機場(600009/SH)が2.9%、港湾の上海国際港務(600018/SH)が1.5%、宅配の円通速逓(600233/SH)が1.0%ずつ下落した。素材株、金融株、公益株、ハイテク株なども売られている。





半面、石炭株は高い。陝西煤業(601225/SH)が6.9%、エン鉱能源(600188/SH)が3.5%、中国中煤能源(601898/SH)が2.8%、中国神華能源(601088/SH)が2.5%ずつ上昇した。不動産株、ゼネコン株も買われている。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.33ポイント(0.44%)高の306.17ポイント、深センB株指数が0.51ポイント(0.04%)安の1216.09ポイントで終了した。



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