2日の香港市場は、主要69銘柄で構成されるハンセン指数が前日比145.22ポイント(0.74%)安の19452.09ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が69.62ポイント(1.03%)安の6672.42ポイントとそろって続落した。売買代金は1102億80万香港ドルとなっている(1日は1056億4630万香港ドル)。





内外環境の不透明感が重しとなる流れ。中国では、新型コロナウイルス感染の再拡大がネガティブ材料だ。新規感染者数の増加を受け、四川省成都市は1日の午後6時(現地時間)から事実上のロックダウン(都市封鎖)に突入。北京市周辺や中国東北部、南部の一部地域でも行動抑制が強化された。経済活動が停滞すると懸念されている。また、米国では今夜(日本時間21時半ごろ)、金融政策に影響を与えやすい8月の雇用統計が公表される予定。内容次第では、金利上昇が加速する恐れもある。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。中国経済対策の効果が期待されている。国務院(内閣に相当)は8月31日の常務会議で、先ごろ策定した19項目にわたる新たな経済対策パッケージに関し、9月上旬にも詳細を明らかにすると表明した。(亜州リサーチ編集部)





ハンセン指数の構成銘柄では、不動産管理サービスの碧桂園服務HD(6098/HK)が11.8%安、コンテナ海運大手の東方海外(316/HK)が6.3%安、不動産デベロッパーの碧桂園HD(2007/HK)が6.1%安と下げが目立った。





セクター別では、家電が安い。創維集団(751/HK)が10.9%、海信家電集団(921/HK)が4.5%、TCL電子HD(1070/HK)が4.1%、海爾智家(6690/HK)が2.7%ずつ下落した。





医薬品・医療機器セクターも急落。翰森製薬集団(3692/HK)が6.0%安、四環医薬HD集団(460/HK)が4.0%安、微創医療科学(853/HK)が6.1%安、上海微創医療機器人集団(2252/HK)が3.1%安で取引を終えた。





非鉄や鉄鋼、セメントの素材セクターもさえない。中国宏橋集団(1378/HK)が4.1%安、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が2.9%安、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が3.0%安、中国東方集団HD(581/HK)が2.0%安、中国西部水泥(2233/HK)が2.1%安、中国建材(3323/HK)が1.9%安で引けた。





半面、中国発電セクターは高い。華電国際電力(1071/HK)が5.6%、華潤電力HD(836/HK)が3.7%、華能国際電力(902/HK)が2.7%、中国電力国際発展(2380/HK)が1.2%ずつ上昇した。





一方、本土市場は、小幅ながら4日ぶりに小反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.05%高の3186.48ポイントで取引を終了した。ハイテク株が高い。発電・電力設備株、素材株、インフラ関連株、自動車株、エネルギー株の一角なども買われた。半面、不動産株は安い。酒造株、金融株、海運株、医薬品株も売られてた。



亜州リサーチ(株)