6日の香港市場は、主要73銘柄で構成されるハンセン指数が前日比22.97ポイント(0.12%)安の19202.73ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が21.73ポイント(0.33%)安の6555.80ポイントと小幅ながらそろって4日続落した。売買代金は822億1860万香港ドルとなっている(5日は984億4050万香港ドル)。





内外の不安材料が投資家心理を重くする流れ。中国では新型コロナウイルス感染の防疫対策で、行動抑制が各地で強化されている。ユーロ圏では、欧州向け主要パイプラインの無期限停止でロシア産天然ガスの供給が急減し、エネルギー危機の深刻化が警戒される状況だ。世界景気の先行き不安も高まっている。もっとも、下値は限定的。このところの下落基調で値ごろ感が強まっているほか、中国経済対策の効果に対する期待感が相場を支えた。(亜州リサーチ編集部)





ハンセン指数の構成銘柄では、火鍋チェーン最大手の海底撈国際HD(6862/HK)が3.5%安、医療サービス企業の阿里健康信息技術(241/HK)が2.7%安、資産総額で国内6位の招商銀行(3968/HK)が2.4%安と下げが目立った。





セクター別では、海運・港湾が安い。太平洋航運集団(2343/HK)が3.3%、東方海外(316/HK)が2.1%、中遠海運港口(1199/HK)が1.9%、天津港発展HD(3382/HK)が1.7%ずつ下落した。





食品飲料セクターもさえない。中糧家佳康食品(1610/HK)が4.2%安、中国旺旺HD(151/HK)が2.2%安、中国蒙牛乳業(2319/HK)が1.8%安、農夫山泉(9633/HK)が1.4%安で引けた。





半面、中国不動産セクターは高い。碧桂園HD(2007/HK)が9.3%、中国金茂HD(817/HK)が7.8%、龍湖集団HD(960/HK)が5.8%、華潤置地(1109/HK)が4.5%ずつ上昇した。





非鉄セクターもしっかり。新疆新キン鉱業(3833/HK)が7.9%高、江西カン鋒リ業(1772/HK)が3.4%高、江西銅業(358/HK)が2.1%高、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が1.8%高で取引を終えた。リチウムの江西カン鋒リ業については、業容拡大の期待が先行している。同社は5日引け後、社名を変更する計画を発表。リチウム産業の川上から川中、川下までをカバーする多角化戦略を反映させる考えだ。





一方、本土市場は3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比1.36%高の3243.45ポイントで取引を終了した。不動産株が高い。素材株、インフラ関連株、消費関連株、ハイテク株、エネルギー株、公益株、運輸株、医薬品株、軍事関連株なども買われた。



亜州リサーチ(株)