7日の香港市場は、主要73銘柄で構成されるハンセン指数が前日比158.43ポイント(0.83%)安の19044.30ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が42.58ポイント(0.65%)安の6513.22ポイントとそろって5日続落した。ハンセン指数の終値は、約6年ぶりの安値となった今年3月15日以来の低い水準に落ち込んでいる。売買代金は861億2990万香港ドルと低水準が続いた(6日は822億1860万香港ドル)。





米利上げ加速が警戒される流れ。主要国が相次ぎ利上げに踏み切る中、米連邦準備理事会(FRB)も積極的に金利を引き上げていくと懸念されている。昨夜の米債券市場では、米10年債利回りの上昇が加速し、一時、6月中旬以来の高水準を付けた。為替市場で米ドルが対人民元で高止まり(米ドル高・人民元安)していることも不安材料。中国からの資金流出懸念もくすぶっている。指標下振れもマイナス。取引時間中に公表された今年8月の中国貿易統計では、輸出と輸入の伸びがそろって予想を下回った。(亜州リサーチ編集部)





ハンセン指数の構成銘柄では、火鍋チェーン最大手の海底撈国際HD(6862/HK)が4.3%安、インターネット検索中国最大手の百度集団(9888/HK)が3.7%安、ビールメーカー大手の百威亜太HD(1876/HK)が3.0%安と下げが目立った。





セクター別では、消費関連が安い。食肉の中国雨潤食品集団(1068/HK)が7.8%、スポーツ用品の中国動向(3818/HK)が2.9%、食品の統一企業中国HD(220/HK)が2.8%、家電の創維集団(751/HK)が1.7%ずつ下落した。





デベロッパーや管理サービスなど不動産セクターの一角もさえない。万科企業(2202/HK)が2.6%安、合景泰富地産HD(1813/HK)が1.4%安、雅生活智慧城市服務(3319/HK)が2.1%安、世茂服務HD(873/HK)が1.4%安で引けた。





半面、電力設備の銘柄群は物色される。華能国際電力(902/HK)が4.5%高、華電国際電力(1071/HK)が3.6%高、華潤電力HD(836/HK)が1.6%高、ハルビン電気(1133/HK)が14.9%高、上海電気集団(2727/HK)が4.8%高、東方電気(1072/HK)が1.8%高と値を上げた。ハルビン電気については、1〜6月期の新規受注で海外分が前年同期比6.6倍の29億人民元(約590億円)に拡大した点も材料視されている。





一方、本土市場は小幅ながら4日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.09%高の3246.29ポイントで取引を終了した。ハイテク株が高い。発電・電力設備株、自動車株、素材株、海運株なども買われた。半面、酒造・食品株は安い。エネルギー株、医薬品株、金融株も売られた。



亜州リサーチ(株)