8日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比10.71ポイント(0.33%)安の3235.59ポイントと5日ぶりに反落した。





中国の行動抑制継続が嫌気される流れ。中国南西部の中核都市、成都市は8日、新型コロナウイルス感染拡大のリスクが収まらないと説明したうえで、市内全域で事実上のロックダウン(都市封鎖)をさらに延長した。ロックダウンは中国各地で実施されている。5年に1度の中国共産党大会が10月16日に北京で開催されるだけに、閉幕するまでコロナ防疫措置が緩和されることはないと悲観された。ただ、指数はプラス圏で推移する場面もみられている。足もとの軟調な経済指標を受け、中国当局が景気対策を強めるとの思惑が続いた。また、人民元安の一服もプラス。外国為替市場のオフショア人民元は、米ドルに対して上昇に転じた。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、半導体関連の下げが目立つ。パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が2.9%安、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が2.3%安、IC設計の上海貝嶺(600171/SH)が2.3%安、半導体材料の有研新材(600206/SH)が2.2%安で引けた。





薬品株も安い。上海復星医薬集団(600196/SH)が4.5%、華潤双鶴薬業(600062/SH)が3.4%、人福医薬集団(600079/SH)が2.0%、薬明康徳(603259/SH)が1.8%ずつ下落した。エネルギー株、消費関連株、不動産株、素材株、ゼネコン株なども売られている。





半面、発電・電力設備株は高い。国電電力発展(600795/SH)が2.2%、大唐国際発電(601991/SH)が2.1%、華能国際電力(600011/SH)が1.6%、東方電気(600875/SH)が5.8%、上海電気集団(601727/SH)が1.3%ずつ上昇した。銀行・保険株、空運株、軍事関連株も買われている。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.65ポイント(0.53%)安の311.48ポイント、深センB株指数が1.12ポイント(0.09%)高の1209.21ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)