15日の香港市場は、主要73銘柄で構成されるハンセン指数が前日比83.28ポイント(0.44%)高の18930.38ポイントと3日ぶりに反発し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)も38.34ポイント(0.59%)高の6508.99ポイントと反発した。売買代金は818億5470万香港ドルに縮小している(14日は937億7010万香港ドル)。





内外環境改善の期待が強まる流れ。昨夜の米株反発や、中国の経済活動正常化期待が支えになっている。中国南西部の中核都市、四川省成都市は14日、新型コロナウイルス流行が落ち着いたとして、事実上のロックダウン(都市封鎖)措置を全域で解除すると発表した。中国の産業支援スタンスもプラス。広州や蘇州など地方政府は、住宅支援策を相次ぎ打ち出している。うち広州市では、価格規制の大幅緩和が発表された。ただ、上値は重い。中国経済指標(8月の小売売上高や鉱工業生産、固定資産投資など)の発表をあすに控え、様子見ムードも漂った。(亜州リサーチ編集部)





ハンセン指数の構成銘柄では、本土不動産の上げが目立つ。碧桂園HD(2007/HK)が8.7%高、碧桂園服務HD(6098/HK)が5.6%高、華潤置地(1109/HK)が4.9%高、龍湖集団HD(960/HK)が4.7%高で引けた。





中国金融セクターも物色される。招商銀行(3968/HK)が4.6%高、中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)が2.5%高、中国平安保険(2318/HK)が1.4%高、中国人民保険集団(1339/HK)が1.2%高で取引を終えた。





医薬品セクターの一角もしっかり。薬明生物技術(2269/HK)が6.6%、康希諾生物(6185/HK)が4.6%、中国医療集団(8225/HK)が1.8%ずつ上昇している。薬明生物など米向け売上比率の大きい医薬品株はこのところ、米政権の自国産業支援策を嫌気して売りが目立っていた。





半面、海運セクターは安い。東方海外(316/HK)が5.0%、中遠海運能源運輸(1138/HK)が4.7%、海豊国際HD(1308/HK)が3.4%、中遠海運HD(1919/HK)が2.1%ずつ下落した。





一方、本土市場は続落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.16%安の3199.92ポイントで取引を終了した。ハイテク株が安い。発電・電力設備株、自動車株、素材株、インフラ建設関連株、医薬品株、素材株、海運株、エネルギー株なども売られた。半面、不動産株は高い。銀行・保険株、酒造株も買われた。



亜州リサーチ(株)