20日の香港市場は、主要73銘柄で構成されるハンセン指数が前日比215.45ポイント(1.16%)高の18781.42ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が67.08ポイント(1.06%)高の6405.38ポイントとそろって3日ぶりに反発した。売買代金は730億1230万香港ドルに縮小している(19日は910億4370万香港ドル)。





経済活動正常化が期待される流れ。中国本土や香港では、新型コロナウイルス流行がそろって落ち着きつつある。大連市や成都市などでは、すでに行動抑制が解除された。また、中国当局は19日、外国人観光客の入国規制を一部緩和する計画を発表。香港政府も新型コロナウイルスの水際対策を一段と緩和する方針だ。中国の景気テコ入れスタンスも改めて材料視される。国家発展改革委員会の報道官は19日、景気回復を支援するため建設プロジェクト加速と国内消費拡大を図るという方針を示した。ただ、上値は限定されている。米金融政策を見極めたいとするスタンスが強まる中、商いも縮小した。米金融当局が21日(日本時間22日未明)に公表する政策金利については、今回も大幅な利上げが見込まれている。(亜州リサーチ編集部)





「ニューエコノミー」銘柄に買いが先行。ハンセン科技(テック)指数は2.0%高と他の指数をアウトパフォームした。中でも、新興EV(電気自動車)関連の上げが目立っている。小鵬汽車(9868/HK)が8.9%高、理想汽車(2015/HK)が5.8%高、蔚来集団(9866/HK)が4.6%高で引けた。





カジノや旅行代理店などレジャー関連も高い。新濠国際発展(200/HK)が14.7%、永利澳門(1128/HK)が8.6%、澳門博彩HD(880/HK)が7.3%、縦横遊HD(8069/HK)が8.4%、東瀛遊HD(6882/HK)が5.9%、携程集団(9961/HK)が5.3%ずつ上昇した。





食品や酒造、スポーツ用品など消費セクターも物色される。統一企業中国HD(220/HK)が3.5%高、中国雨潤食品集団(1068/HK)が3.1%高、華潤ビールHD(291/HK)が2.0%高、青島ビール(168/HK)が1.8%高、安踏体育用品(2020/HK)が2.5%高、李寧(2331/HK)が2.4%高で取引を終えた。





太陽光発電の関連銘柄もしっかり。中国水発興業能源集団(750/HK)が5.3%高、福莱特玻璃集団(6865/HK)が3.3%高、信義光能HD(968/HK)が2.9%高、新特能源(1799/HK)が2.7%高と値を上げた。





半面、中国不動産セクターはさえない。万科企業(2202/HK)と雅居楽集団(3383/HK)がそろって3.5%、旭輝(884/HK)が3.0%、碧桂園HD(2007/HK)が2.6%ずつ下落した。





一方、本土市場は5日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.22%高の3122.41ポイントで取引を終了した。消費関連株が高い。公益株、素材株、医薬品株、ハイテク株、インフラ関連株なども買われた。半面、不動産株は安い。エネルギー株、金融株も売られた。



亜州リサーチ(株)