22日の香港市場は、主要73銘柄で構成されるハンセン指数が前日比296.67ポイント(1.61%)安の18147.95ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が71.26ポイント(1.14%)安の6195.90ポイントとそろって続落した。ハンセン指数は約11年ぶりの安値水準に落ち込んでいる。売買代金は851億9350万香港ドルと低水準が続いた(21日は813億280万香港ドル)。





投資家のリスク回避スタンスが強まる流れ。米連邦公開市場委員会(FOMC)では通常3倍の0.75%利上げが3会合連続で決定され、米連邦準備理事会(FRB)はインフレが落ち着くまで利上げを継続する方針を示した。通貨を米ドルにペッグしている香港でも、基準金利(政策金利)が引き上げられている。金利高が景気を下押すと不安視された。国際機関や大手投資銀行による中国GDP成長見通しの相次ぐ引き下げも嫌気されている。(亜州リサーチ編集部)





ハンセン指数の構成銘柄では、中国ガラス大手の信義玻璃HD(868/HK)が4.7%安、不動産投資会社の九龍倉置業地産投資(1997/HK)が4.2%安、火鍋チェーン最大手の海底撈国際HD(6862/HK)が3.6%安と下げが目立った。





セクター別では、香港・本土の不動産が安い。上記した九龍倉置業地産投資のほか、新世界発展(17/HK)が3.4%、恒隆地産(101/HK)が1.8%、深センHD(604/HK)が3.0%、広州富力地産(2777/HK)が2.6%ずつ下落した。





海運セクターもさえない。中遠海運HD(1919/HK)が2.5%安、太平洋航運集団(2343/HK)と太平洋航運集団(2343/HK)がそろって2.3%安、勝獅貨櫃(716/HK)が4.4%安、中国国際海運集装箱(2039/HK)が1.8%安で引けた。





空運や代理店など旅行関連の銘柄群も売られる。中国国際航空(753/HK)が5.6%安、中国東方航空(670/HK)が3.0%安、中国南方航空(1055/HK)が2.8%安、携程集団(9961/HK)が4.5%安、同程旅行HD(780/HK)が3.3%安と値を下げた。旅行サイト中国大手の携程集団については、4〜6月期決算の実質赤字が失望されている。





半面、食品など消費関連の一角はしっかり。統一企業中国HD(220/HK)が4.1%高、康師傅HD(322/HK)が3.6%高、万洲国際(288/HK)と中国食品(506/HK)がそろって1.7%高と値を上げた。





本土市場は続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.27%安の3108.91ポイントで取引を終了した。不動産株が安い。消費関連株、医薬品株、公益株、金融株、物流株、素材株なども売られた。半面、エネルギー株は高い。ハイテク株、軍事関連株も買われた。



亜州リサーチ(株)