27日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比42.64ポイント(1.40%)高の3093.86ポイントと5日ぶりに反発した。





景気テコ入れ策に対する期待感が相場を支える流れ。中国人民銀行(中央銀行)は27日、リバースレポを通じ満期分との差引で1730億人民元を市中供給した。この供給規模は、2月28日以来、約7カ月ぶりの高水準となっている。また、中国国家発展改革委員会・高技術司の張志華・司長は26日の記者会見で、「新インフラ」建設への支援を強化するとともに、社会資本による投資を積極的に呼び込む方針を明らかにした。当局の株価対策も追い風。当局は一部のファンドや証券会社に対し、10月の共産党大会の開催前と期間中に株式市場の安定を維持するよう指示したもようなどと報じられている。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、ハイテク関連の上げが目立つ。ソフトウエア開発の中国軟件与技術服務(600536/SH)が6.7%高、光ファイバー・ケーブルメーカーの江蘇亨通光電(600487/SH)が6.4%高、スーパーコンピュータ世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が3.4%高、通信機器メーカーの東方通信(600776/SH)が3.2%高で引けた。政策支援の動きを材料視。上述した「新インフラ」建設では、通信会社による第5世代(5G)移動通信網、光ファイバー網の設置を加速させるほか、5Gや人工知能(AI)、ビッグデータなど新技術の民生施設への導入を支援するという。





医薬品株も高い。ショウ州片仔コウ薬業(600436/SH)が7.0%、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が5.5%、北京同仁堂(600085/SH)が3.1%、薬明康徳(603259/SH)が2.5%ずつ上昇した。





消費関連株も物色される。ホテルの北京首旅酒店(600258/SH)が9.2%高、免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が4.1%高、酒造の山西杏花村フェン酒(600809/SH)が2.8%高、食品の仏山市海天調味食品(603288/SH)が2.7%高、家電の海爾智家(600690/SH)が2.6%高、自動車の長城汽車(601633/SH)が2.4%高で取引を終えた。保険・証券株、運輸株、インフラ建設関連株、軍事関連株、素材株、公益株なども買われている。





半面、エネルギー株はさえない。エン鉱能源(600188/SH)が1.2%、中国中煤能源(601898/SH)が1.0%、中海油田服務(601808/SH)が3.0%ずつ下落した。銀行株の一角も売られている。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が7.38ポイント(2.67%)高の283.41ポイント、深センB株指数が24.92ポイント(2.20%)高の1158.66ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)