28日の香港市場は、主要73銘柄で構成されるハンセン指数が前日比609.43ポイント(3.41%)安の17250.88ポイントと反落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が191.85ポイント(3.12%)安の5958.62ポイントと3日ぶりに反落した(ハンセン指数は11年ぶり安値)。売買代金は1087億5160万香港ドルとなっている(27日は975億2860万香港ドル)。





投資家のリスク回避スタンスが強まる流れ。欧米各国が積極的な利上げを続ける中、金利高が景気を冷やすとの不安が高まっている。アジア時間28日の米10年債利回りは、2010年以降で初めて大台4.0%を突破した。米金融政策の影響を受ける香港でも、金利高が波及すると警戒されている。中国景気の先行きも不安視。国際機関や投資銀行は、中国GDP成長率見通しを相次ぎ下方修正している。(亜州リサーチ編集部)





ハンセン指数の構成銘柄はほぼ全面安(構成73のうち下落72)。個別では、不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(2007/HK)が12.9%安、不動産管理サービスの碧桂園服務HD(6098/HK)が11.8%安、アルミ製品の中国宏橋集団(1378/HK)が8.3%安と下げが目立った。





セクター別では、自動車が安い。小鵬汽車(9868/HK)が9.7%、長城汽車(2333/HK)が9.4%、理想汽車(2015/HK)が7.9%、蔚来集団(9866/HK)が7.4%ずつ下落した。





発電・電力設備セクターも急落。華電国際電力(1071/HK)が6.2%安、中国電力国際発展(2380/HK)が5.6%安、華潤電力HD(836/HK)が4.9%安、ハルビン電気(1133/HK)が5.1%安、東方電気(1072/HK)が4.9%安で取引を終えた。





非鉄や鉄鋼、セメントなど素材セクターもさえない。上記した中国宏橋集団のほか、中国アルミ(2600/HK)が6.3%安、新疆新キン鉱業(3833/HK)が4.8%安、鞍鋼(347/HK)が4.3%安、重慶鋼鉄(1053/HK)が2.8%安、中国建材(3323/HK)が7.2%安、華潤水泥HD(1313/HK)が5.9%安で引けた。





本土市場も反落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.58%安の3045.07ポイントで取引を終了した。自動車株が安い。ハイテク株、不動産株、素材株、消費関連株、運輸株、インフラ関連株、公益株、軍事関連株なども売られた。半面、銀行・保険株は高い。エネルギー株の一角も買われた。



亜州リサーチ(株)