30日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比16.82ポイント(0.55%)安の3024.39ポイントと3日続落した。約5カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。





大型連休を前に買いが手控えられる展開。本土市場は国慶節の祝日に伴い10月3〜7日にかけて休場となる。欧米の金融引き締め加速も懸念。高金利による世界的なリセッション(景気後退)も意識された。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。中国の景気テコ入れ策に対する期待感で、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。寄り付き直後に公表された9月の中国製造業PMIは50.1で着地した。予想(49.7)以上に8月(49.4)から改善している(一方、非製造業PMIは前月の52.6→50.6に低下)。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、ハイテク関連の下げが目立つ。薄膜コンデンサ中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)が5.0%安、光ファイバー・ケーブルメーカーの江蘇亨通光電(600487/SH)が4.5%安、半導体モジュール設計・生産の嘉興斯達半導体(603290/SH)が3.1%安、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(600745/SH)が2.9%安で引けた。





消費関連株も安い。自動車の安徽江淮汽車集団(600418/SH)が7.2%、小売の王府井集団(600859/SH)が4.3%、酒造の舎得酒業(600702/SH)が1.6%、食品の仏山市海天調味食品(603288/SH)が1.4%ずつ下落した。素材株、医薬品株、運輸株、軍事関連株、インフラ関連株の一角なども売られている。





半面、不動産株は高い。金地集団(600383/SH)が5.2%、保利地産(600048/SH)が4.2%、新城控股集団(601155/SH)が2.2%ずつ上昇した。政策支援の動きを好感。人民銀と中国銀行監督管理委員会は29日、一部都市の住宅ローン金利を段階的に引き下げると連名で発表した。そのほか、金融株、エネルギー株、公益株も買われている。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.41ポイント(0.15%)安の283.63ポイント、深センB株指数が11.72ポイント(1.02%)安の1136.38ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)