10日の香港市場は、主要73銘柄で構成されるハンセン指数が前日比277.48ポイント(1.70%)安の16081.04ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が117.63ポイント(2.13%)安の5417.13ポイントとそろって3日続落した。売買代金は921億860万香港ドルと低水準が続いている(9日は1112億9670万香港ドル)。





内外環境の不透明感が重しとなる流れ。外部的には、10日に公表される10月の米消費者物価指数(CPI)が気がかりだ。インフレ動向によっては、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが強まる恐れもある。中国国内では、新型コロナウイルスの感染拡大が不安材料。国内の新規感染数は、連日で半年ぶりの高水準を更新している。当局が新型コロナ感染を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策を堅持していることもあり、行動抑制などの防疫措置が各地で強化された。(亜州リサーチ編集部)





ハンセン指数の構成銘柄では、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が5.6%安、電池・自動車メーカーの比亜迪(1211/HK)が4.8%安、電子商取引(Eコマース)中国最大手の阿里巴巴集団HD(9988/HK)が4.5%安と下げが目立った。





新興EV(電気自動車)の銘柄群も急落。蔚来集団(9866/HK)が13.2%安、小鵬汽車(9868/HK)が9.5%安、理想汽車(2015/HK)が6.9%安で取引を終えた。





中国ネット株もさえない。上記した阿里巴巴集団のほか、快手科技(1024/HK)が8.4%安、百度集団(9888/HK)が2.4%安、騰訊HD(700/HK)が2.3%安と値を下げた。





中国スポーツ用品の銘柄群も安い。中国動向(3818/HK)が4.9%、特歩国際(1368/HK)が4.5%、361度国際(1361/HK)が2.7%、安踏体育用品(2020/HK)が2.1%ずつ下落した。





一方、本土市場も3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.39%安の3036.13ポイントで取引を終了した。半導体株が安い。軍事関連株、エネルギー株、医薬品株、公益株、素材株、インフラ関連株なども売られた。半面、酒造・食品株は高い。不動産株、金融株、空運株も買われた。



亜州リサーチ(株)