25日の香港市場は、主要73銘柄で構成されるハンセン指数が前日比87.32ポイント(0.49%)安の17573.58ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が21.25ポイント(0.35%)安の5971.10ポイントと3日ぶりにそろって反落した。売買代金は947億9830万香港ドルと低迷が続いている(24日は861億3140万香港ドル)。





新型コロナウイルス感染拡大が投資家心理の重し。中国本土では24日、新規感染数が3万1987人に達し、3万人を連日突破した。過去最多の水準で推移する中、複数エリアでロックダウン(都市封鎖)が実施されるなど、防疫措置が強化されている。コロナ感染はまた、香港でも拡大。24日の感染者数は9月中旬以来の規模に達し、香港政府は11月30日に期限を迎える現行のソーシャルディスタンス政策(13人以上の集会禁止令など)について、12月14日まで延長すると表明した。(亜州リサーチ編集部)





「ニューエコノミー」関連銘柄に売りが先行。ハンセン科技(テック)指数は2.3%安と他の指数をアンダーパフォームした(構成30銘柄のうち下落29)。個別では、ショート動画投稿アプリの快手科技(1024/HK)が5.5%安、新興EV(電気自動車)メーカーの理想汽車(2015/HK)が5.1%安、動画配信プラットフォームのビリビリ(9626/HK)が5.0%安と下げが目立っている。





レストランチェーンなど外食関連も安い。呷哺呷哺餐飲管理(520/HK)が5.2%、海底撈国際HD(6862/HK)が4.6%、九毛九国際HD(9922/HK)が3.9%、海倫司国際HD(9869/HK)が3.4%ずつ下落した。





カジノやツアー業者などレジャー関連もさえない。美高梅中国HD(2282/HK)が4.5%安、金沙中国(1928/HK)が3.9%安、永利澳門(1128/HK)が2.7%安、東瀛遊HD(6882/HK)が4.6%安、携程集団(9961/HK)が1.6%安で引けた。





半面、中国不動産セクターは高い。碧桂園HD(2007/HK)が9.5%、万科企業(2202/HK)が6.8%、合景泰富地産HD(1813/HK)が4.0%、龍湖集団HD(960/HK)が3.8%ずつ上昇した。産業支援の動きが好感されている。中国政府の方針に従い、銀行大手は優良不動産デベロッパー向けの融資支援を相次ぎ決定した。公表された与信枠だけでも合計1兆2750億人民元(約24兆7000億円)に上る。





ゼネコンや建機、エンジニアリングなどインフラ建設セクターもしっかり。中国鉄建(1186/HK)と中国中鉄(390/HK)がそろって4.1%高、中国交通建設(1800/HK)が3.0%高、中国冶金科工(1618/HK)が3.7%高、中アルミ国際工程(2068/HK)が2.7%高と値を上げた。





一方、本土市場は反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.40%高の3101.69ポイントで取引を終了した。不動産株が高い。金融株、エネルギー株、運輸株、メディア関連株、運輸株、インフラ建設関連株なども買われた。半面、ハイテク株は安い。医薬品株、素材株、消費関連株も売られた。



亜州リサーチ(株)