週明け28日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比23.14ポイント(0.75%)安の3078.55ポイントと反落した。





新型コロナウイルス感染拡大が売り材料視される流れ。中国で27日に確認された新規感染数は4万人を突破し、5日連続で最多を更新した。当局は感染拡大を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策を堅持。複数エリアでロックダウン(都市封鎖)などの行動抑制が実施されている。そうした中、首都・北京や商都・上海などで、異例の抗議活動がみられた。経済・社会の混乱も危ぐされている。中国経済の先行きも不安視。全国工業企業の利益総額は今年1〜10月、前年同期比3.0%減の6兆9768億2000万人民元(約135兆円)に縮小した。マイナス成長は4カ月連続で、減少率は1〜9月の2.3%から拡大している。(亜州リサーチ編集部)





金融株が下げを主導。招商銀行(600036/SH)が3.2%安、中国工商銀行(601398/SH)が1.9%安、興業銀行(601166/SH)が1.6%安、中国平安保険(601318/SH)が3.1%安、中国太平洋保険(601601/SH)が1.7%安で引けた。





エネルギー関連株も安い。陝西煤業(601225/SH)が3.0%、エン鉱能源(600188/SH)が1.8%、中海油田服務(601808/SH)が3.7%、中国石油天然気(601857/SH)が1.4%ずつ下落した。





ITハイテク株もさえない。携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)世界最大手の聞泰科技(600745/SH)が3.7%安、IC設計の上海韋爾半導体(603501/SH)が2.8%安、インターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)が2.0%安、フィンテック中国大手の恒生電子(600570/SH)が1.3%安と値を下げた。医薬品株、素材株、不動産株なども売られている。





半面、発電株は高い。華電国際電力(600027/SH)が6.2%、国電電力発展(600795/SH)が2.6%、国投電力(600886/SH)が2.5%、大唐国際発電(601991/SH)が1.7%ずつ上昇した。空運株、メディア関連株、小売株、食品・酒造株も買われている。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.23ポイント(0.77%)安の287.43ポイント、深センB株指数が1.76ポイント(0.16%)安の1119.06ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)