週明け5日の香港市場は、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比842.94ポイント(4.51%)高の19518.29ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が337.55ポイント(5.30%)高の6706.29ポイントとそろって急反発した。ハンセン指数は約3カ月ぶりの高値水準を回復している。売買代金は2229億8080万香港ドルに拡大した(2日は1427億7510万香港ドル)。





リオープン(経済再開)の前進が投資家心理を上向かせる流れ。中国本土では、新型コロナウイルスの新規感染数が減少傾向にあり、行動規制など防疫措置が主要都市で一段と緩和された。人民元高の動きもプラス。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を4日連続で元高方向に設定した。米利上げペース鈍化の観測が流れる中、5日の外国為替市場では、対米ドルのオフショア人民元が節目の7.0人民元を割り込み、9月中旬以来の元高水準で推移している。(亜州リサーチ編集部)





「ニューエコノミー」関連銘柄に買いが先行。ハンセン科技(テック)指数は9.3%高と他の指数をアウトフォームしている(構成銘柄30は全面高)。個別では、医療アプリの平安健康医療科技(1833/HK)が37.9%高、動画配信プラットフォーム中国大手のビリビリ(9626/HK)が28.8%高、新興電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車(9868/HK)が26.4%高と上げが目立った。





カジノや旅行、外食など「リオープン」関連も高い。美高梅中国HD(2282/HK)が20.2%、永利澳門(1128/HK)が15.6%、東瀛遊HD(6882/HK)が8.1%、携程集団(9961/HK)が5.7%、奈雪的茶HD(2150/HK)が9.1%、呷哺呷哺餐飲管理(520/HK)が7.5%ずつ上昇した。





中国証券・保険セクターも急伸。中信証券(6030/HK)が8.0%高、中信建投証券(6066/HK)が7.2%高、広発証券(1776/HK)が6.3%高、中国平安保険(2318/HK)が13.1%高、新華人寿保険(1336/HK)が7.5%高と値を上げた。本土株高が追い風。モルガン・スタンレーは4日付の最新リポートで、中国株の投資判断を2年ぶりに引き上げている(イコールウエート→オーバーウエート)。相場活況の恩恵が大きいとみられた。





管理サービスやデベロッパーの中国不動産セクターも物色される。雅生活智慧城市服務(3319/HK)が18.2%高、碧桂園服務HD(6098/HK)が18.1%高、世茂服務HD(873/HK)が16.4%高、龍湖集団HD(960/HK)が17.1%高、碧桂園HD(2007/HK)が7.1%高で引けた。





なお、5日付でハンセン指数に3銘柄が新規に組み入れられた。それぞれ康師傅HD(322/HK)が2.5%高、華潤万象生活(1209/HK)が0.3%高、海爾智家(6690/HK)が5.1%高で取引を終えている。





一方、本土市場も反発。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.76%高の3211.81ポイントで取引を終了した。金融株が高い。インフラ建設関連株、エネルギー株、消費関連株、運輸株、不動産株、公益株、医薬品株なども買われた。



亜州リサーチ(株)