6日の香港市場は、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比77.11ポイント(0.40%)安の19441.18ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が53.34ポイント(0.80%)安の6652.95ポイントとそろって反落した。売買代金は1650億390万香港ドルに縮小している(5日は2229億8080万香港ドル)。





外部環境の不透明感が嫌気される流れ。強い米経済指標の公表が相次ぐ中、米金融当局は利上げを長期に継続するとの観測が広がっている。昨夜の米株は安く引けた。また、香港の各指数は前日急伸し、ハンセン指数は約3カ月ぶりの高値水準を回復しただけに、売り圧力も意識されている。ただ、下値は限定的。中国リオープン(経済再開)の期待が引き続き相場の支えとなっている。国内では新型コロナウイルスの新規感染者数が減少しつつあり、防疫措置も緩和される状況だ。また、早ければ来年1月にも、新型コロナの感染症分類を引き下げる可能性があるとも伝わっている。(亜州リサーチ編集部)





「ニューエコノミー」関連銘柄に売りが先行。ハンセン科技(テック)指数は1.8%安と他の指数をアンダーフォームした。個別では、医療アプリの平安健康医療科技(1833/HK)が8.8%安、動画配信プラットフォーム中国大手のビリビリ(9626/HK)が7.0%安、電子書籍ストアの閲文集団(772/HK)が6.0%安とそろって反落している。前日は平安健康医療科技が37.9%急騰するなど、テック系銘柄の上げが目立っていた。





医薬品セクターも安い。石薬集団(1093/HK)が8.7%、百済神州(6160/HK)が6.8%、康希諾生物(6185/HK)が5.6%、上海復星医薬集団(2196/HK)が5.3%ずつ下落した。





家電やスポーツ用品の中国消費セクターもさえない。創維集団(751/HK)が3.1%安、TCL電子HD(1070/HK)が1.8%安、海爾智家(6690/HK)が1.7%安、李寧(2331/HK)が2.1%安、安踏体育用品(2020/HK)が2.0%安と値を下げた。





半面、デベロッパーや管理サービスの中国不動産セクターは高い。旭輝(884/HK)が12.6%、広州富力地産(2777/HK)が7.7%、合景泰富地産(1813/HK)が5.3%、融創服務HD(1516/HK)が13.2%、碧桂園服務HD(6098/HK)が3.6%ずつ上昇した。





一方、本土市場は小幅続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.02%高の3212.53ポイントで取引を終了した。消費関連株が高い。ハイテク株、素材株、運輸株、軍事関連株なども買われた。半面、不動産株は安い。保険・証券株、エネルギー株、医薬品株、公益株も売られた。



亜州リサーチ(株)