7日の香港市場は、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比626.36ポイント(3.22%)安の18814.82ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が220.00ポイント(3.31%)安の6432.95ポイントとそろって続落した。売買代金は2074億1640万香港ドルに拡大している(6日は1650億390万香港ドル)。



米景気懸念が重しとなる流れ。米銀大手の幹部は6日、インフレが消費活動に打撃を与え、景気が冷やされると相次ぎ警告した。米利上げの長期化も警戒。強い経済指標の発表を受け、当局はインフレ抑制のため積極的な利上げを続けるとの見方も広がっている。中国貿易の低迷も逆風。取引時間中に公表された11月の統計では、人民元建て輸入が予想外のマイナスに転落している。中国リオープン(経済再開)の進展期待で高く推移する場面がみられたものの、ハンセン指数などは後場途中から再びマイナス圏に沈んだ。新型コロナウイルス感染対策の緩和方針が午後発表されたが、内容は想定通りだったとの見方もあり、好感する買いは限定されている。(亜州リサーチ編集部)



ハンセン指数の構成銘柄では、本土不動産の下げが目立つ。碧桂園HD(2007/HK)が15.5%安、龍湖集団HD(960/HK)が12.1%安、碧桂園服務HD(6098/HK)が10.5%安、中国海外発展(688/HK)が6.2%安で引けた。



非鉄や鉄鋼、セメントなど素材セクターも安い。中国アルミ(2600/HK)が4.5%、中国宏橋集団(1378/HK)が3.9%、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が4.5%、鞍鋼(347/HK)が4.3%、中国建材(3323/HK)が5.1%、安徽海螺水泥(914/HK)が4.2%ずつ下落した。



中国保険・証券セクターもさえない。中国平安保険(2318/HK)と中国太平洋保険集団(2601/HK)がそろって4.9%安、新華人寿保険(1336/HK)が4.5%安、広発証券(1776/HK)が4.9%安、華泰証券(6886/HK)が3.7%安で取引を終えた。



「ニューエコノミー」関連銘柄も売りに押される。ハンセン科技(テック)指数は3.8%安。組み入れウエート上位の「ATMX」銘柄では、阿里巴巴集団HD(Alibaba:9988/HK)が5.3%安、騰訊HD(Tencent:700/HK)が3.7%安、美団(Meituan:3690/HK)が3.6%安、小米集団(Xiaomi:1810/HK)が5.3%安と値を下げている。



一方、本土市場トは3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.40%安の3199.62ポイントで取引を終了した。エネルギー株が安い。ハイテク株、金融株、公益株、不動産株、素材株、インフラ関連株なども売られている。半面、医薬品株は高い。運輸株、メディア関連株、消費関連株の一角なども買われた。





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