週明け6日の香港市場は、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比302.47ポイント(1.71%)高の17966.59ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が129.74ポイント(2.14%)高の6182.05ポイントとそろって3日続伸した。ハンセン指数は10月12日以来の高値水準を回復している。売買代金は1151億8940万香港ドルに拡大した(3日は909億1510万香港ドル)。





米金利の低下基調が好感される流れ。米利上げサイクル終了期待が強まる中、先週末の米債券市場では国債利回りの低下が続き、10年債利回りは約5週ぶり、2年債利回りは約2カ月ぶりの低水準を一時付けた。香港市場の活性化も期待される。香港交易所(香港証券取引所:388/HK)はこのほど、証券取引印紙税の税率引き下げについて、早ければ11月17日にも実施されるとの見通しを示した。(亜州リサーチ編集部)





「ニューエコノミー」関連銘柄に買いが先行。ハンセン科技(テック)指数は4.1%高と他の指数をアウトパフォームした(構成30銘柄のうち上昇28)。個別では、新興EV(電気自動車)メーカーの理想汽車(2015/HK)が11.3%高、電子書籍ストア運営の閲文集団(772/HK)が11.0%高、企業向けソフトウエア開発大手の金蝶国際軟件集団(268/HK)が9.7%高と上げが目立っている。





中国証券セクターも高い。国聯証券(1456/HK)が9.9%、中信建投証券(6066/HK)が7.6%、中信証券(6030/HK)が5.6%、海通証券(6837/HK)が4.9%ずつ上昇した。政策支援の動きが期待される。複数メディアが6日報じたところによれば、先ごろ開催された5年に1度の中央金融工作会議では、大手証券会社のM&Aや再編を支援し、資本市場を活性化する方針が示されたという。





中国不動産セクターも急伸。旭輝(884/HK)が20.8%高、中国恒大集団(3333/HK)が15.2%高、融創中国HD(1918/HK)が11.6%高、世茂房地産HD(813/HK)が10.3%高と値を上げた。





医薬セクターも物色される。百済神州(6160/HK)が9.6%高、康希諾生物(6185/HK)が8.2%高、中国生物製薬(1177/HK)が5.7%高、薬明生物技術(2269/HK)が4.5%高で引けた。





半面、海運セクターは安い。海豊国際HD(1308/HK)が5.8%、中遠海運HD(1919/HK)が4.6%、東方海外(316/HK)が3.4%、太平洋航運集団(2343/HK)が1.3%ずつ下落した。





石炭・石油セクターもさえない。エン鉱能源集団(1171/HK)が3.3%安、中国神華能源(1088/HK)が3.1%安、中国中煤能源(1898/HK)が2.3%安、中国石油天然気(857/HK)が3.4%安、中国海洋石油(883/HK)が3.0%安で取引を終えた。





一方、本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.91%高の3058.41ポイントで取引を終了した。証券株が高い。ハイテク株、医薬株、不動産株、自動車株、素材株、インフラ関連株なども買われた。半面、エネルギー株は安い。公益株、銀行株、海運株も売られた。



亜州リサーチ(株)