7日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比1.14ポイント(0.04%)安の3057.27ポイントと3日ぶりに小反落した。





売り圧力が意識される流れ。上海総合指数はこのところ急ピッチに上昇し、足元で10月18日以来の高値水準を回復していた。様子見ムードも広がる。取引時間中に公表された10月の貿易統計が強弱感の分かれる内容となる中、あす9日に発表される10月物価統計の内容を見極めたいとするスタンスも強まった。きょう公表された貿易統計は、輸入がプラス成長を回復したものの、輸出は減速が続いている。ただ、下値は限定的。米中関係の改善や中国の経済対策に対する期待感が根強く、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、保険の下げが目立つ。中国太平洋保険(601601/SH)が4.3%安、中国人寿保険(601628/SH)が2.5%安、新華人寿保険(601336/SH)と中国人民保険集団(601319/SH)がそろって2.1%安で引けた。





消費関連株もさえない。家庭用品の喜臨門家具(603008/SH)が3.6%、衣料品の海瀾之家(600398/SH)が3.2%、酒造の山西杏花村フェン酒(600809/SH)が1.2%、チーズ生産の上海妙可藍多食品科技(600882/SH)が1.1%ずつ下落した。医薬株、インフラ関連株、運輸株なども売られている。





半面、ハイテク関連株はしっかり。光学機器メーカーの鳳凰光学(600071/SH)が6.0%高、液晶パネルメーカーの南京中電熊猫信息産業集団(600775/SH)が5.0%高、スマートシティ関連の雲賽智聯(600602/SH)が3.9%高、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が3.4%高、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が2.0%高と値を上げた。





証券株も物色される。方正証券(601901/SH)がストップ(10.0%)高、太平洋証券(601099/SH)が3.5%高、国聯証券(601456/SH)が2.6%高、東呉証券(601555/SH)が2.2%高で取引を終えた。政策支援の動きが引き続き支援材料。複数メディアが6日報じたところによれば、先ごろ開催された5年に1度の中央金融工作会議では、大手証券会社のM&Aや再編を支援し、資本市場を活性化させる方針が示されたという。そのほかエネルギー株、不動産株、銀行株、メディア・娯楽株も買われた。





外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.29ポイント(0.56%)高の234.04ポイント、深センB株指数が3.39ポイント(0.31%)安の1073.71ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)