週明け20日の香港市場は、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比323.88ポイント(1.86%)高の17778.07ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が128.87ポイント(2.16%)高の6103.34ポイントとそろって3日ぶりに反発した。売買代金は1063億6470万香港ドルとなっている(17日は979億8940万香港ドル)。





米長期金利の低下基調が相場を支える流れ。足元でインフレ沈静化を示唆する米経済データが相次ぐ中、先週末の米債券市場では、米10年債利回りが一時、約2カ月ぶりの低水準を付けた。中国経済対策の期待感も根強い。中国人民銀行(中央銀行)、国家金融監督管理総局、中国証券監督管理委員会は17日の会議で、不動産デベロッパーによる資金調達を支援する方針を改めて確認した。ほか、預金準備率の年内引き下げ観測も流れている。一方、人民銀は朝方、実質的な政策金利となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」を発表。事前予想通り、1年物、5年物いずれも現行水準(それぞれ3.45%、4.20%)に据え置いた。相場に対するこれの影響は限定されている。(亜州リサーチ編集部)





ハンセン指数の構成銘柄では、政府系インベストメント会社の中国中信(267/HK)が6.5%高、オンライン医療の京東健康(6618/HK)が5.4%高、火鍋チェーン最大手の海底撈国際HD(6862/HK)が5.3%高と上げが目立った。





セクター別では、デベロッパーや管理サービスの本土不動産が高い。融創中国HD(1918/HK)が5.9%、世茂集団HD(813/HK)が4.9%、合景泰富地産HD(1813/HK)が4.7%、融創服務HD(1516/HK)が6.9%、碧桂園服務HD(6098/HK)が3.1%ずつ上昇した。民営デベロッパーの融創中国については、早ければ20日にもオフショア債務再編に関する全条件を達成する見通し――と伝えられたことも材料視されている。





レストランチェーンや酒造の飲食関連もしっかり。上記した海底撈のほか、九毛九国際HD(9922/HK)が5.7%高、呷哺呷哺餐飲管理HD(520/HK)が4.2%高、百威亜太HD(1876/HK)が4.6%高、華潤ビールHD(291/HK)が2.6%高で取引を終えた。





空港や空運、ツアー会社など旅行関連も物色される。北京首都国際機場(694/HK)が3.7%高、海南美蘭国際空港(357/HK)が3.4%高、中国国際航空(753/HK)が3.7%高、中国南方航空(1055/HK)が2.6%高、携程集団(9961/HK)が2.3%高、東瀛遊HD(6882/HK)が1.9%高で引けた。





一方、本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.46%高の3068.32ポイントで取引を終了した。医薬株が高い。運輸株、インフラ関連株、消費関連株、エネルギー株、素材株、銀行株、不動産株なども買われた。半面、証券株は安い。半導体株の一角も売られた。



亜州リサーチ(株)