週明け27日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比9.27ポイント(0.30%)安の3031.70ポイントと続落した。約3週ぶりの安値水準に低迷している。





投資家の慎重スタンスが継続する流れ。影の銀行(シャドーバンキング)の債務問題や、不動産支援策実行に対する不透明感なども依然として重しとなっている。企業業績の減速も不安視。朝方公表された今年10月の工業企業利益総額は、前年同月比2.7%増にとどまり、伸びは前月の11.9%から大幅鈍化した。ただ、下値は限定的。中国の景気懸念がくすぶる中、当局が追加の経済対策を打ち出すとの思惑も根強い状況だ。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、不動産の下げが目立つ。金地集団(600383/SH)が4.4%安、格力地産(600185/SH)が4.3%安、信達地産(600657/SH)が2.9%安、緑地HD(600606/SH)が2.7%安、保利地産(600048/SH)が2.5%安で引けた。





金融株も安い。招商銀行(600036/SH)と中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)、中国人寿保険(601628/SH)、中国平安保険(601318/SH)がそろって2.0%、方正証券(601901/SH)が4.0%、中信証券(600030/SH)が1.6%ずつ下落した。





食品や酒造、小売などの消費関連株もさえない。桃李面包(603866/SH)が2.0%安、仏山市海天調味食品(603288/SH)が1.3%安、重慶ビール(600132/SH)が1.9%安、山西杏花村フェン酒(600809/SH)が1.4%安、王府井集団(600859/SH)が2.0%安、中国旅遊集団中免(601888/SH)が1.2%安で取引を終えた。医薬株、素材株、インフラ関連株、公益株、メディア・娯楽株なども売られている。





半面、自動車株は高い。東風汽車(600006/SH)が7.3%、上海汽車集団(600104/SH)が6.2%、安徽江淮汽車集団(600418/SH)が2.7%、長城汽車(601633/SH)が2.0%ずつ上昇した。エネルギー株、ハイテク株、運輸株、軍事関連株も買われている。





外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.84ポイント(0.79%)安の230.11ポイント、深センB株指数が6.57ポイント(0.61%)高の1077.78ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)