週明け27日の香港市場は、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比34.36ポイント(0.20%)安の17525.06ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が15.93ポイント(0.26%)安の6025.22ポイントとそろって続落した。売買代金は759億1450万香港ドルに縮小している(24日は881億4900万香港ドル)。





企業業績の減速が不安視される流れ。朝方公表された今年10月の工業企業利益総額は前年同月比2.7%増にとどまり、伸びは前月の11.9%から大幅鈍化した。影の銀行(シャドーバンキング)の債務問題や、不動産支援策の実行に対する不透明感なども依然として漂っている。ただ、当局の経済対策に対する期待は根強く、指数は終盤に入り下げ幅を縮めた。(亜州リサーチ編集部)





ハンセン指数の構成銘柄では、不動産の下げが目立つ。香港デベロッパー大手の新世界発展(17/HK)が6.4%安、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が4.1%安、管理サービスの碧桂園服務HD(6098/HK)が3.7%安で引けた。





中国の保険・証券セクターも安い。中国人民財産保険(2328/HK)が3.3%、中国人寿保険(2628/HK)が2.0%、中国平安保険(2318/HK)が1.9%、中国国際金融(3908/HK)が2.9%、中信建投証券(6066/HK)が2.5%ずつ下落した。





セメントや鉄鋼など素材セクターもさえない。華潤水泥HD(1313/HK)が2.6%安、中国建材(3323/HK)が2.4%安、安徽海螺水泥(914/HK)が1.4%安、中国東方集団HD(581/HK)が1.7%安、鞍鋼(347/HK)が1.2%安と値を下げた。





半面、スマートフォンの部材関連は高い。瑞声科技HD(2018/HK)が5.0%、舜宇光学科技(2382/HK)が2.7%、高偉電子(1415/HK)が2.3%、丘タイ科技(1478/HK)が2.0%ずつ上昇した。





半導体セクターもしっかり。中芯国際集成電路製造(981/HK)が3.0%高、ASMPT(522/HK)が2.5%高、上海復旦微電子集団(1385/HK)が1.4%高、華虹半導体(1347/HK)が0.9%高で取引を終えた。





一方、本土市場も続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.30%安の3031.70ポイントで取引を終了した。不動産株が安い。金融株、消費関連株、医薬株、素材株、インフラ関連株、公益株、メディア・娯楽株なども売られた。半面、自動車株は高い。エネルギー株、ハイテク株、運輸株、軍事関連株も買われた。



亜州リサーチ(株)