28日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比6.85ポイント(0.23%)高の3038.55ポイントと3日ぶりに反発した。





自律反発狙いの買いが優勢となる流れ。指数は前日、約3週ぶりの安値水準に落ち込んだだけに、値ごろ感が着目されている。もっとも、上値は重い。中国の景気不安が重しだ。27日公表された今年10月の工業企業利益総額は、前年同月比2.7%増にとどまり、伸びは前月の11.9%から大幅に鈍化している。そのほか、影の銀行(シャドーバンキング)の債務問題も不安視された。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、医薬の上げが目立つ。人福医薬集団(600079/SH)が7.9%高、津薬達仁堂集団(600329/SH)が5.6%高、健民薬業集団(600976/SH)が3.0%高、上海復星医薬集団(600196/SH)が1.7%高、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が1.5%高で引けた。





自動車株も高い。東風汽車(600006/SH)が7.7%、安徽江淮汽車集団(600418/SH)が6.6%、広州汽車集団(601238/SH)が3.2%ずつ上昇した。公益株、素材株、インフラ関連株なども買われている。





半面、不動産株はさえない。臥龍地産(600173/SH)が3.0%、金地集団(600383/SH)と格力地産(600185/SH)がそろって1.6%、保利地産(600048/SH)が1.3%ずつ下落した。当局は強力な業界支援策を打ち出したが、実効性についての不透明感がくすぶっている。金融株、エネルギー株、空運株も売られた。





外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.22ポイント(0.53%)高の231.33ポイント、深センB株指数が3.15ポイント(0.29%)高の1080.93ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)