1日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比1.96ポイント(0.06%)高の3031.64ポイントと小幅に続伸した。





自律反発狙いの買いが優勢となる流れ。上海総合指数は取引時間中に、約1カ月ぶりの安値を付けた。中国経済対策の期待感も強まる。遅れていた不動産デベロッパーの救済策に関しては、進ちょくの動きが伝えられている。現地メディアが11月30日付で報じたところによれば、国内最大手行の中国工商銀行(601398/SH、1398/HK)が不動産デベロッパーを招き、会議を開いたもようだ。過度な景気不安もやや薄らぐ。取引時間中に公表された11月の財新中国製造業PMI(民間による)は50.7に拡大し、前月実績(49.5)と市場予想(49.6)を上回った。景況判断の境目となる50に再び浮上している。前日発表された国家統計局などによる製造業PMIは、予想外に悪化していた。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、不動産の上げが目立つ。臥龍地産(600173/SH)が3.2%高、金地集団(600383/SH)が2.7%高、華麗家族(600503/SH)が2.3%高、華遠地産(600743/SH)が1.2%高、信達地産(600657/SH)が1.0%高で引けた。





ハイテク株もしっかり。インターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)が3.9%、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が2.9%、金融機関向けセキュリティーソフトの深セン市金証科技(600446/SH)が2.7%、情報技術サービスの上海宝信軟件(600845/SH)が2.6%、フィンテック中国大手の恒生電子(600570/SH)が2.4%ずつ上昇した。通信株、金融株、エネルギー株、公益株なども買われている。





半面、消費関連株はさえない。家電の海爾智家(600690/SH)が3.0%、醤油の仏山市海天調味食品(603288/SH)が2.1%、酒造の貴州茅台酒(600519/SH)が1.7%、自動車の長城汽車(601633/SH)が1.5%、免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が1.4%ずつ下落した。自動車に関しては、年間販売実績を積み上げるため、自動車メーカー各社が相次ぎ値下げを発表したことも不安視されている。素材株、運輸株の一角も売られた。





外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.42ポイント(0.63%)高の227.69ポイント、深センB株指数が4.47ポイント(0.42%)安の1072.03ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)