5日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比50.62ポイント(1.67%)安の2972.30ポイントと続落した。10月24日以来の安値水準に落ち込んでいる。





前日の軟調地合いを継ぐ流れ。中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収スタンスなどが引き続き重しとなっている。人民銀は5日、リバースレポ取引を通じ、満期分との差引で2050億人民元(約4兆2500億円)を市中から吸収した。人民銀は先週後半から、連日で市中から資金を吸収している。資金の流動性低下も警戒された。また、不動産デベロッパーの資金調達支援に向け、中国当局が「ホワイトリスト」の作成を進めていると伝わったことに関し、リスト入りした業者に無担保ローンを提供することなど、実現可能性がほとんどないと専門家が指摘したことも懸念されている。指数は中盤から下げ幅を広げた。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、不動産の下げが目立つ。保利地産(600048/SH)が3.0%安、金地集団(600383/SH)が2.9%安、新城控股集団(601155/SH)が2.8%安、臥龍地産(600173/SH)が1.9%安で引けた。





ハイテク株も安い。液晶パネルメーカーの南京中電熊猫信息産業集団(600775/SH)が9.7%、情報技術サービスの中電科数字技術(600850/SH)が4.4%、フィンテック中国大手の恒生電子(600570/SH)が3.9%、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が3.8%、金融機関向けセキュリティーソフトの深セン市金証科技(600446/SH)が3.4%ずつ下落した。





自動車株もさえない。安徽江淮汽車集団(600418/SH)が2.6%安、東風汽車(600006/SH)と北汽福田汽車(600166/SH)がそろって2.0%安、上海汽車集団(600104/SH)が1.8%安で取引を終えた。素材株、エネルギー株、インフラ関連株、酒造株、小売株、金融株なども売られている。





外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.99ポイント(0.87%)安の225.42ポイント、深センB株指数が1.16ポイント(0.11%)安の1067.87ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)