6日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比3.36ポイント(0.11%)安の2968.93ポイントと3日続落した。10月24日以来の安値水準を切り下げている。





投資家の慎重スタンスが続く流れ。中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収が続く中、流動性低下などが警戒されている。人民銀は6日、リバースレポ取引を通じ、満期分との差引で1980億人民元を市中から吸収。人民銀は先週後半から、連日で市中から資金を吸収している。信用格付け引き下げも逆風。財政および経済状況に下振れリスクがあるとして、格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスは5日、中国の信用格付け見通しを「安定的(ステーブル)」から「弱含み(ネガティブ)」に引き下げた。もっとも、下値は限定的。上海総合指数はこのところ急ピッチに下落し、前日は10月24日以来の安値を付けたとあって、値ごろ感も強まっている。指数は一進一退の値動きだった。(亜州リサーチ編集部)





銀行株が下げを主導。中国農業銀行(601288/SH)が2.2%安、上海浦東発展銀行(600000/SH)が1.5%安、中国銀行(601988/SH)が1.2%安、中国建設銀行(601939/SH)が1.1%安で引けた。





エネルギー株もさえない。中国石油天然気(601857/SH)が3.5%、広匯能源(600256/SH)が1.1%、中国石油集団工程 (600339/SH)が1.0%、中国海洋石油(600938/SH)が0.8%ずつ下落した。公益株、運輸株、消費関連株の一角なども売られている。





半面、不動産株は高い。格力地産(600185/SH)が3.2%、保利地産(600048/SH)が2.0%、金地集団(600383/SH)が1.8%ずつ上昇した。素材株、半導体株も買われている。





外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.92ポイント(0.85%)高の227.34ポイント、深センB株指数が2.75ポイント(0.26%)高の1070.63ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)