週明け22日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比75.94ポイント(2.68%)安の2756.34ポイントと続落した。20年4月以来の安値を切り下げている。





投資家の慎重スタンスが強まる流れ。中国経済の先行き不安が依然としてくすぶっている。格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスは19日、中国の4大国有資産管理会社(AMC)の長期発行体格付けを軒並み引き下げた。銀行の不動産業界向け不良債権が拡大するなか、AMCの業績悪化も進んでいる。米中関係の悪化も警戒。外電は19日、「米国防総省は中国企業6社が製造するバッテリーの調達を禁止する見通しだ」と報じた。本土マネーの流出も懸念。株式相互取引スキームを通じたノースバウンド取引(香港→本土)では、本土株の売り越しが19日まで6日連続だった。指数は徐々に下げ幅を広げている。





一方、朝方公表された実質的な政策金利となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、予想通り1年物、5年物いずれも現行水準(それぞれ3.45%、4.20%)に据え置かれた。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、不動産の下げが目立つ。格力地産(600185/SH)が8.9%安、信達地産(600657/SH)が6.0%安、緑地HD(600606/SH)が5.0%安、京能置業(600791/SH)が4.8%安、新城控股集団(601155/SH)が4.6%安で引けた。





医薬株も安い。人福医薬集団(600079/SH)が7.1%、健康元薬業集団(600380/SH)が6.6%、天士力医薬集団(600535/SH)が6.1%、通化東宝薬業(600867/SH)が5.6%ずつ下落した。消費関連株、素材株、インフラ関連株、運輸株、ハイテク株、エネルギー株、公益株なども売られている。





半面、銀行株の一角はしっかり。招商銀行(600036/SH)が1.7%、中国銀行(601988/SH)が0.8%、興業銀行(601166/SH)が0.3%ずつ上昇した。中堅行の招商銀行については、業績内容が好感されている。同社が19日引け後に報告した2023年12月期(本決算)の業績速報では、純利益が6%伸び、不良債権比率は改善した。





外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.76ポイント(1.68%)安の220.59ポイント、深センB株指数が25.57ポイント(2.51%)安の993.26ポイントで終了した。



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