20日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比12.19ポイント(0.42%)高の2922.73ポイントと5日続伸した。1月5日以来、約1カ月半ぶりの高値水準で終えている。





中国の政策動向が期待される流れ。中国証券監督管理委員会(証監会)は18〜19日にかけ、市場の信頼回復に向け資産運用会社や投資家と会合した。関係部局は先ごろ、「国家隊」と呼ばれる中国政府系投資会社による買い支え、空売規制の強化、上場企業の投資価値向上を支援するなどの施策を集中的に打ち出している。また、寄り付き前に公表された中国の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、銀行貸出の指標となる1年物LPRが引き下げ予想に反して3.45%に据え置かれたものの、住宅ローン金利の指標となる5年物LPRは4.20→3.95%と予想(4.10%)以上に引き下げられた。それより先、李強・首相は18日、国務院(内閣に相当)の会議で、低迷する中国経済に対し「現実的で力強い行動」が必要だと述べている。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、証券の上げが目立つ。首創証券(601136/SH)がストップ(10.0%)高、中国銀河証券(601881/SH)が5.5%高、中国光大証券(601788/SH)が3.1%高、招商証券(600999/SH)が2.4%高で引けた。市場活性化の期待が強まっている。





不動産株も高い。臥龍地産(600173/SH)が2.5%、金地集団(600383/SH)と京能置業(600791/SH)がそろって2.2%、光明地産(600708/SH)が2.1%ずつ上昇した。





メディア・娯楽株も物色される。新国脈(600640/SH)と人民網(603000/SH)がそろってストップ(10.0%)高、中視伝媒(600088/SH)が5.7%高、浙江数字文化集団(600633/SH)が3.6%高で取引を終えた。銀行株、医薬株、公益株、素材株、インフラ関連株、運輸株なども買われている。





半面、消費関連株はさえない。自動車の長城汽車(601633/SH)が2.1%、酒造の貴州茅台酒(600519/SH)と食品の桃李面包(603866/SH)がそろって1.5%、スーパーの永輝超市(601933/SH)が1.2%、免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が0.9%ずつ下落した。エネルギー株、半導体株も売られている。





外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.35ポイント(0.14%)高の250.60ポイント、深センB株指数が3.46ポイント(0.34%)安の1027.96ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)