21日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比28.23ポイント(0.97%)高の2950.96ポイントと6日続伸した。一時、節目の3000ポイントに接近(高値は2994.62ポイント)。1月4日以来、約1カ月半ぶりの高値水準で終えている。



中国の政策動向が好感される流れ。当局は足元で、相場テコ入れや不動産業の支援スタンスを強めている。現地メディアが21日付で伝えたところによれば、春節(旧正月)明け初日の中国株式マーケットを不安定化させた違法行為と指摘し、中国の証券当局が大手私募ファンドの一角を公開叱責。同ファンドに対し、売買禁止措置(2月20〜22日)を実施した。中国の関係部局は先ごろ、低迷する相場をテコ入れするため、「国家隊」と呼ばれる中国政府系投資会社による買い支えや空売り規制の強化、上場企業の投資価値向上を支援するなどの施策を集中的に打ち出している。また、住宅都市農村建設部は20日、全国29省214都市で「不動産融資協調体制」が組まれ、デベロッパーの資金調達を支援する「ホワイトリスト」が商業銀行に相次いで提出されたと発表した。20日公表された中国の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、住宅ローン金利の指標となる5年物LPRは4.20→3.95%と予想(4.10%)以上に引き下げられている。(亜州リサーチ編集部)



業種別では、不動産の上げが目立つ。金地集団(600383/SH)が4.1%高、新城控股集団(601155/SH)が4.0%高、信達地産(600657/SH)が2.4%高、保利発展控股集団(600048/SH)が2.3%高で引けた。



消費関連株も高い。自動車の東風汽車(600006/SH)が6.9%、食品の仏山市海天調味食品(603288/SH)が4.7%、酒造の貴州茅台酒(600519/SH)が2.9%、免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)とチーズ生産の上海妙可藍多食品科技(600882/SH)がそろって2.8%、ホテルの上海錦江国際酒店発展(600754/SH)が2.5%ずつ上昇した。



銀行・保険株もしっかり。招商銀行(600036/SH)が5.1%高、成都銀行(601838/SH)が3.6%高、興業銀行(601166/SH)が2.9%高、新華人寿保険(601336/SH)が6.3%高、中国平安保険(601318/SH)が2.9%高、中国人民保険集団(601319/SH)が2.5%高で取引を終えた。素材株、インフラ関連株、医薬株、エネルギー株、運輸株、半導体株、証券株なども買われている。



半面、発電株の一角はさえない。浙能電力(600023/SH)が2.7%、国投電力(600886/SH)が1.9%、華能国際電力(600011/SH)が1.6%、中国核能電力(601985/SH)が1.4%ずつ下落した。メディア・娯楽株、通信株も売られている。



外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.93ポイント(0.77%)高の252.53ポイント、深センB株指数が17.49ポイント(1.70%)高の1045.46ポイントで終了した。





亜州リサーチ(株)