29日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比57.32ポイント(1.94%)高の3015.17ポイントと反発した。





投資家のリスク選好が高まる流れ。中国経済対策の期待感や、当局の相場支援スタンスが改めて材料視された。向こう1年間の政策運営方針を決定する全国人民代表大会(全人代、国会に相当)は、来週3月5日に北京で開幕する。新たな経済対策が打ち出されるとの期待も広がった。当局が人工知能(AI)などハイテク産業の振興に注力する中、関連銘柄に買いが先行している。朝方は上値の重い場面がみられたものの、指数は上げ幅を徐々に広げた。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、ハイテク関連の上げが目立つ。IC設計の上海韋爾半導体(603501/SH)が9.5%高、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)とフィンテック大手の恒生電子(600570/SH)がそろって4.8%高、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が4.5%高、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が4.2%高、LED部材トップメーカーの三安光電(600703/SH)が3.7%高で引けた。





消費関連株も高い。自動車の北汽福田汽車(600166/SH)が6.3%、衣料品の海瀾之家(600398/SH)が4.9%、家電の四川長虹電器(600839/SH)が3.8%、酒造の山西杏花村フェン酒(600809/SH)とパン・菓子の桃李麺包(603866/SH)がそろって2.8%ずつ上昇した。





不動産株も物色される。万業企業(600641/SH)が5.7%高、格力地産(600185/SH)が4.5%高、華遠地産(600743/SH)が2.4%高、光明地産(600708/SH)が2.0%高、金地集団(600383/SH)が1.7%高で取引を終えた。インフラ関連株、素材株、医薬株、金融株、運輸株、メディア・娯楽株なども買われている。





半面、石炭株はさえない。陝西煤業(601225/SH)が1.4%、中国中煤能源(601898/SH)中国神華能源(601088/SH)がそろって1.0%ずつ下落した。発電株の一角も売られている。





一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.84ポイント(1.10%)高の261.35ポイント、深センB株指数が11.32ポイント(1.06%)高の1076.83ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)