10日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比21.20ポイント(0.70%)安の3027.34ポイントと反落した。





投資家心理が冷やされる流れ。香港メディアが10日伝えたところによると、格付け会社フィッチ・レーティングスは9日、中国の信用格付け見通しを「安定的(ステーブル)」から「弱含み(ネガティブ)」に引き下げた。指標発表も気がかり材料。中国ではあす11日に3月の物価統計、12日に同月の貿易統計が公表される予定だ。直近で報告された景況感指標は、中国経済の持ち直しを示す内容だったが、物価統計でデフレ改善の兆しがみられるかが焦点となる。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、ハイテク関連の下げが目立つ。フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が4.9%安、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が4.0%安、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が3.6%安、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が3.4%安、ディスプレー基幹部品の彩虹顕示器件(600707/SH)が3.2%安で取引を終えた。





不動産株もさえない。信達地産(600657/SH)が4.7%、保利発展控股集団(600048/SH)と金地集団(600383/SH)がそろって4.2%、格力地産(600185/SH)が2.5%、緑地HD(600606/SH)が2.1%ずつ下落した。医薬株、消費関連株、素材株、証券・保険株、インフラ関連株、軍事関連株なども売られている。





半面、エネルギー株はしっかり。エン鉱能源(600188/SH)が2.1%、中海油田服務(601808/SH)が1.4%、陝西煤業(601225/SH)が1.3%、中国神華能源(601088/SH)が1.1%ずつ上昇した。公益株、銀行株、空運株も買われている。





外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.08ポイント(0.03%)高の258.20ポイント、深センB株指数が4.60ポイント(0.42%)安の1080.11ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)