24日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比22.84ポイント(0.76%)高の3044.82ポイントと4日ぶりに反発した。





中国の市場支援策が改めて好感される流れ。中国政府は上場企業の投資価値引き上げに向け、株主還元を重視するよう促している。ゴールドマン・サックスは最新リポートで、市場改革により配当や自社株買い、企業統治の改善が高まれば、本土A株の評価額は最大40%増えると指摘した。中国と欧米の対立が強まっていることなどを嫌気し、指数は上値の重い場面がみられたものの、引けにかけて上げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部)





業種別では、ハイテク関連の上げが目立つ。産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が8.0%高、スマートシティ関連の雲賽智聯(600602/SH)が6.1%高、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が5.6%高、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が4.6%高、電子機器メーカーの国睿科技(600562/SH)が4.5%高、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が3.7%高で引けた。AI(人工知能)産業が拡大するとの見方が追い風となっている。





発電株も高い。華能国際電力(600011/SH)が4.4%、中国核能電力(601985/SH)と国電電力発展(600795/SH)がそろって2.8%、大唐国際発電(601991/SH)が2.7%ずつ上昇した。華能国際電力については、1〜3月期の利益倍増が材料視されている。





保険株もしっかり。中国太平洋保険(601601/SH)が3.0%高、新華人寿保険(601336/SH)が2.7%高、中国平安保険(601318/SH)が1.8%高、中国人寿保険(601628/SH)が1.3%高で取引を終えた。中国平安保険の第1四半期(1〜3月)決算は4%減益とさえなかったが、これを嫌気する売りは限定されている。素材株、運輸株、軍事関連株、石油株、インフラ建設株、運輸株、自動車株なども買われた。





半面、医薬株はさえない。ショウ州片仔コウ薬業(600436/SH)が1.9%、薬明康徳(603259/SH)が1.6%、天士力医薬集団(600535/SH)が1.5%、北京同仁堂(600085/SH)が0.9%ずつ下落した。銀行株、不動産株、石炭株も売られている。





外貨建てB株相場は、上海B株指数が3.39ポイント(1.40%)高の246.13ポイント、深センB株指数が5.91ポイント(0.56%)高の1068.05ポイントで終了した。



亜州リサーチ(株)