福島県郡山市の開成山地区の四つの体育施設が改修工事を終え、12日にグランドオープンした。このうち、宝来屋郡山総合体育館から新たに生まれ変わった宝来屋ボンズアリーナではバスケットボールの福島ファイヤーボンズの試合が行われ、真新しい施設が、クラブ史上最多となる4616人の観客の大歓声で包まれた。

 市はアリーナのほか、ヨーク開成山スタジアム、郡山ヒロセ開成山陸上競技場、開成山弓道場を改修。施設の老朽化に伴い、2023年度から工事を進めてきた。

 収納式の観客席を設けて約2700席から5千席以上に増席したアリーナ。この日の試合では、声援が地鳴りのように響いた。福島の主将を務めるスモールフォワード林翔太郎は「最初の得点が入った時の声援で鳥肌が立った」と新施設でのプレーに、感激の様子だった。

 栗原貴宏ヘッドコーチ(郡山市出身)は「応援が選手を後押ししてくれたと思う」と、新装施設のオープニングゲームに駆け付けたファンに感謝した。クラブが目指すバスケットボールの新たなトップカテゴリー「Bプレミア」は平均観客数4千人以上が条件の一つ。「次も見に行きたいと思ってもらえるような試合をしたい」と意気込んだ。

 会津若松市の会社員男性(31)は「今まで以上の熱気で演出もすごかった」と笑顔で話した。Bリーグの島田慎二チェアマンも訪れ、「福島に欠かせないシンボルとなることを期待している」とあいさつした。

 試合に先立ち、セレモニーが行われ、体育施設の指定管理者である開成山クロスフィールド郡山の大滝秀雄社長や品川萬里市長らがあいさつし、関係者らでテープカットした。このほか、音楽グループ「AKB48」が試合前とハーフタイムに曲を披露し、新たなアリーナのスタートに花を添えた。