17日夜から18日にかけ観測史上最大となる1時間雨量を記録するなど、一時、全世帯に避難指示が出された只見町で19日、道路を覆う土砂や倒木の撤去など、復旧に向けた作業が急ピッチで進められた。
 豪雨から一転、晴天に恵まれ、道路に流れ込んでいた沢の水が引き、早朝から重機が目まぐるしく行き交った。
 土砂とともに樹木がなだれ込んだ同町布沢(ふざわ)の県道では、午前8時ごろからショベルカーなどを使った倒木の撤去作業が進められた。布沢簡易郵便局の小林幸夫局長(58)は「県道を通行できないと配達業務に影響が出るが、予想以上に早く撤去が進んでいてありがたい」と話した。
◆7カ所が通行止め 
 県によると、19日午後6時現在、会津や新潟県で発生した大雨に伴う土砂流出や雨量超過などで、国道289号の只見町叶津字木之根山―同町叶津字入叶津間、県道布沢横田線の只見町布沢字松坂山―金山町横田字大曽根間など計4路線7カ所が全面通行止めとなっている。
 また、県内の農地3.92ヘクタールで浸水したことが19日、県への取材で分かった。現在も調査中で、さらに拡大する可能性がある。
◆代行バス運転再開
 JR東日本は19日、道路の通行止めが解消されたため、大雨の影響で運休していた只見線会津川口―只見間の代行バス運転を再開した。
 線路内への土砂流入などで運休している只見―小出間は復旧工事のため20日午前の運転を見合わせる。