低炭素社会や地球温暖化防止に関する講演会「『CO2削減』に向けて〜今、社会が取り組むアクション〜」が19日、郡山市のホテルプリシード郡山で開幕した。専門の講師が自治体や建設業などの関係者延べ約400人に省エネルギーの効果的な手法などを紹介した。20日まで。福島民友新聞社の主催、大成建設の協賛。
 初日は講師4人が登壇した。このうち東大公共政策大学院客員教授で大成建設常務執行役員の本部和彦さんは、温室効果ガス削減に向けたパリ協定発効や米国が離脱するまでの経緯を紹介。日本の削減目標達成に向けてゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)などビル・住宅で省エネに取り組む必要性を訴えた。
 ZEBは、建物で消費するエネルギーを極限まで少なくし、さらにエネルギーをつくる設備を持つことで、年間のエネルギー収支をゼロとする建物。本部さんは「温室効果ガスの削減目標達成に向けては、ビルや住宅単体での(ZEBによる)省エネだけでなく、地域全体で省エネに取り組む必要がある」とも語った。
 このほか、東芝次世代エネルギー事業開発プロジェクトチーム統括部長の大田裕之さん、東北電力総合エネルギー活用コンサルタントで福島大共生システム理工学類特任教授の赤井仁志さん、大成建設エネルギー戦略部理事の加藤美好さんが水素社会やZEBなどをテーマに講演した。
 冒頭で、福島民友新聞社の五阿弥宏安社長があいさつした。
 最終日は、東北経済産業局エネルギー対策課長の川嶋孝さん、大成建設エネルギー戦略部エグゼクティブ・フェローの嶋村和行さん、環境省地球温暖化対策課長補佐の飯野暁さんが講演する。
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