フランスの文学賞「ニュンク・レビュー・ポエトリー賞」の表彰式は20日午後(日本時間21日未明)、フランス・パリで行われ、詩集「詩の礫(つぶて)」のフランス語版で受賞した福島市在住の詩人和合亮一さん(48)に賞状が贈られた。和合さんは「フランスと日本の詩をつなぐ一つの懸け橋のような仕事に取り組んでいきたい」と受賞の喜びを語った。
 表彰式では審査員が「清新な詩の弓矢が私たちの心を激しく射抜いた」と選考理由を述べた。和合さんは「私は故郷の福島を愛し、誇りに思っている。福島から世界に向けての発信を今後も続けていく」と語り、スピーチの翻訳が読み上げられると会場から大きな拍手が起こった。終了後は和合さんによる受賞作の朗読などが行われた。
 同賞はフランス語に翻訳された外国語圏の詩集を対象に、現地の総合文化誌「NUNC」(ニュンク)が新たに創設した。第1回となる今年の受賞作には、和合さんが震災直後から被災地のさまざまな思いを込め、ツイッターで発表し続けた詩が収録されている「詩の礫」のフランス語版が選ばれた。
 和合さんは第22回みんゆう県民大賞の芸術文化賞を受賞している。