東日本国際大といわき短大は8月1日、広野町の二ツ沼総合公園パークギャラリーに、広野センターとして研究拠点「福島復興創世研究所」を開設する。住民の心のケアや健康増進など、同大が持つ専門的、学術的な知見を町の復興に生かす。町内に大学が研究拠点を構えるのは早大に続き2例目。31日に開所式を行う。
 町が24日の町議会全員協議会で計画を示した。町と、東日本国際大、いわき短大を運営する学校法人昌平黌は2014(平成26)年6月、地域連携協力に関する協定を取り交わし、相互協力の在り方を探ってきた。
 同大客員教授で、国際原子力機関(IAEA)環境アドバイザーを務める大西康夫氏が中心となり、心理専門家による心のケアプログラムを展開するほか、健康福祉学部の教員らが町の健康、福祉施策に助言する。
 スポーツ分野では地元の子どもたちとの交流促進にも力を入れる。町の復興を後押しするため、留学生にイベントへの参加を呼び掛けたり、学生に震災の被災体験を継承して防災意識の高揚に役立てたりする。
 エジプト研究の第一人者で知られる吉村作治学長の協力を受け、エジプト展の町内開催なども検討する。