県は25日、福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想の中核として、南相馬市原町区に整備する災害対応ロボットの実証拠点「福島ロボットテストフィールド」の各施設の完成予想図を公開した。四つのエリアに、被災した橋やトンネル、市街地、河川などを模した15程度の施設を整備し、ロボットによる状況確認や点検、訓練に使用する。
 無人航空機エリアには、小型無人機「ドローン」を自由に飛ばせる国内最大級のネット付き飛行場と、無人航空機の滑走路付属格納庫を整備する。
 インフラ点検・災害対応エリアには、被災した橋やトンネル、石油コンビナートなどのプラント、市街地、がれきや土砂崩落を再現。水中・水上ロボットエリアには水没した住宅や、水流付きで濁度が調整できる深さ7メートルの国内最大級の試験用水槽を設ける。
 県によると、実施設計を来年5月に終える見込み。その後工事に入り、来年度以降、完成した施設から順次開所する予定。トンネルとプラントは2020年のロボット国際大会「ワールドロボットサミット」の競技にも利用される。