昨年10月に亡くなった登山家田部井淳子さん(三春町出身)の遺志を継ぎ、東日本大震災で被災した高校生が富士山登頂を目指すプロジェクト「東北の高校生の富士登山2017」は26日、静岡県富士宮市の富士宮ルートの6合目から登山に挑み、参加した本県の62人など高校生64人全員が山頂に立った。
 生徒たちは午前9時30分ごろに山頂に到着し、日本最高峰からの景色を胸に刻んだ。山頂には昨年5月にエベレスト登頂を果たしたなすびさんも訪れた。
 山と渓谷社・日本山岳遺産基金、田部井さんの長男進也さん(38)の主催、福島民友新聞社などの後援。
 タレント・なすびさん駆け付けサポート
 高校生の富士登山には、エベレスト登頂を果たしたタレント、なすびさん(41)=福島市出身=もボランティアで駆け付け、高校生をサポートした。「山頂にたどり着いた時の高校生のキラキラした笑顔が見られてうれしい」と語り、「高校生たちの頑張りに励まされ、勇気をもらった」と話した。
 田部井淳子さんは第25回、なすびさんは第27回のみんゆう県民大賞を受賞している。