福島と宮城、山形の南東北3県で開かれる高校スポーツの祭典、全国高校総合体育大会(インターハイ)「南東北総体2017」は28日、山形県天童市の県総合運動公園総合体育館で総合開会式が行われ、メイン会期がスタートする。
 27日は、いわき市のいわき平競輪場で自転車競技が行われ、男子4000メートル団体追い抜きで白河実が1・2位決定戦に進み、準優勝以上が確定した。決定戦は28日に行われる。
 会津若松市の会津総合運動公園で行われたソフトテニス競技では、女子個人で森合弥代(田村3年)と松藤奈美(同2年)が勝ち上がり、4回戦に進出した。
 ◆「地元で優勝したい」
 自転車の男子4000メートル団体追い抜き予選で、ベストタイムを3秒更新した白河実が28日の1・2位決定戦に進み、準優勝以上を確定させた。「地元で優勝したい」。角田光(3年)はチーム4人の思いを代弁する。
 全10周のレースでペースを落とさずに迎えたラスト3周。風よけ役で石井洋輝(3年)が当初の作戦より半周多く1周半を先頭で走り、角田に先頭を譲った。仲間の思いをペダルに託してこいだ角田。「石井君が半周多く走ってくれたので、最後まで踏ん張れた」と照れながらもチームメートに感謝した。
 「4分30秒を切る」という1年間チームで共有した目標の壁を全国の大舞台で越えた白河実。3レース前に好敵手の学法石川が30秒を切ったこともチームに勢いをもたらした。
 優勝決定戦の相手は予選で対戦した榛生昇陽(しんせいしょうよう)(奈良)。「追われるより追うほうが燃える。下克上の気持ちで臨みたい」と角田は決勝への思いを口にした。