難病の拡張型心筋症と診断され、米国で心臓移植手術を受けた棚倉町の中川西祐綺(ゆき)ちゃん(1)は29日、術後の経過が順調だったため、入院先の米国コロンビア大学病院を退院した。米国にとどまって経過観察を続けるが、月1回の検査で異常がなければ、来年1月にも帰国を許可される見通しという。
 支援団体のゆきちゃんを救う会によると、祐綺ちゃんは7日(現地時間6日)に手術を受けてから、懸念されていた拒絶反応が起きることもなく、順調に回復している。これまでの検査で大きな問題がなかったことから、28日に退院を許可された。父純一さん(29)、母かおりさん(28)は「(臓器提供者と)2人分の命を大切に大切に育てていきたい」とのコメントを発表した。
 祐綺ちゃんは昨年7月に拡張型心筋症と診断された。病院に支払う保証金や手術費、渡航費などを用意するため、救う会が昨年11月中旬から募金活動を進め、今年5月に目標額の2億9000万円を達成していた。