全国高校総合体育大会(インターハイ)「南東北総体2017」メイン会期第4日は31日、山形県鶴岡市の小真木原総合体育館でバドミントンの男女団体決勝が行われ、男女ともにふたば未来学園が優勝を果たした。同種目のダブル優勝は2014(平成26)年の富岡高以来で、史上2度目。
 会場全体にこだまする「富岡」コール。山形の地で受けた声援を、選手は力に変えた。
 原発事故の影響で富岡高などが休校したことに伴い誕生したふたば未来。昨年まで富岡・ふたば未来として出場していたが、今年から単独での出場。富岡の伝統を継承しつつ、ふたば未来として新たな歴史のページを刻み始めた。
 ダブル優勝へ勢いをつけたのは男子。決勝の相手は全中3連覇の「スーパー1年生」奈良岡功大を擁する浪岡(青森)。3組同時のスタートで、ダブルスの久保田友之祐(3年)金子真大(同)組、シングルスの高上麟龍(りんりゅう)(同)はともに勝ったが、奈良岡が入った第2ダブルスは敗れた。
 勝負の行方は残りのシングルス2試合へ。ここでも奈良岡に苦杯をなめたが、山田尚輝(同)が気迫を前面に出したプレーで勝利を収め、優勝を決めた。
 女子も青森勢との決勝。男子を上回る激戦となった。青森山田(青森)との対戦は、2勝1敗でシングルスの水井ひらり(2年)、高橋明日香(3年)の試合(同時開始)を迎えた。途中、水井がけがのため棄権、結果は高橋に託された。高橋は1―1で迎えた第3セット、序盤で5点差を許す。
 「プレッシャーに対して、気持ちで引かなかった」と高橋。中盤は8連続ポイントなど勝負強さが光り、そのまま勝利へ駆け抜けた。
 これまで誰も成し得ていない「男女全6種目の完全制覇」を目指すふたば未来。まずは男女団体2種目の冠を手中にした。